この間書いた、給料なしのインターンシップの話。
周囲には時間の無駄だよと結構反対されたのですが、履歴書に書くことが増えるし、とりあえず最初の数回だけでも様子を見に行ってみよう、と思いオフィスに行きました。
UC Berkeleyの友達にばったり会ったこともあり、どうせ他にやることもないしプロジェクト1つぐらいやってみようかなと思い、結局2つ引き受けました。
軽い気持ちで始めたこのゆるいインターンシップ、思いもよらぬgood newsが。
この2プロジェクトに限ってはNCRB(建築インターンシップの時間を管理する組織)によって正式なインターンシップ時間数としてカウントされるというのです!
やってみる事にして本当に良かった。これでとりあえずは一歩前進。
今はこのインターンシップをやりながら、他の仕事(給料の出るインターンシップ)を探しているところ。
応募し始めた事によって、弾みがつき、やればやる程やりやすくなってきました。
探し始めた今気づいたのは、自分がやりたい事がはっきりと分からないという事。
今大学で取っているスタジオは、Historic Preservationと言って、既に在る建築をいかに守るか、再利用するかというトピック。
元々歴史的建造物に興味があり、旅行の行き先もそういったところが多かったので、自分の興味に沿って取りたいと思い選んだクラスでした。
インターンシップのオフィスが復元させたヴィクトリアンハウスなこともあり、今学期になり突然これが自分のやりたいことなんだ、と我に返りました。
しかし悩んでいるのは、建築で何がやりたいのか分からないということではなく、これから先人生どうするのかということ。
結婚もしたいし子供も欲しい。子供がいるのなら、ベビーシッターに預けて放っておくのではなく、自分の手で育てたい。
建築というキャリアが非常に多くを要求する上、大学にあまりにも時間がかかってしまったので、これから建築界で”始める”上で、スタートライン(卒業時)が28歳というのは、不便極まりない...。
そもそもこの先、一生睡眠不足の生活を送りたい訳でもない。健康を損ねてまで働くという建築カルチャーに、あまり共感できない。
そう思うと、ずんずん進んで行く気になれないのです。
建築がやりたいけど、何かが引っかかる。
とりあえず進み続けて様子を見ようと思います。
0 Comments