インターンシップが見つかった?!

また前回の投稿から一年以上(!)空いてしまった。

現在Cal Poly Pomona、建築学部の4年生。生計を立てるためにレストランで働きつつも、1年の時から、いや編入前からずっと建築に関わる仕事がしたいなと思っていました。
しかし、思っているだけでは叶わないもの。あれから3年、まだ同じレストランで働き、未だにインターンシップを見つけられず。
はじめのうちは強く願っていたものの、そのうち学校で手一杯になり、忙しさに飲まれて方向を見失ったというか、自分が何をしているのか分からなくなったんだと思います。

昔心理学の本で、夢に向かって進むには、毎日30分でもいいから時間を作って机の前に座って、自分が正しい方向へ進んでいるのか検証・吟味する必要があると学びました。
そんなことをする余裕が無かったものの、忙しい時ほどこれが必要になってくるように思いました。
というのも、自分が何をやっているのかよく考えないまま2年、3年と進んで行くと、取り返しのつかないところまでずっぷりはまってしまっていることが多いからです。

昔は割とこのブログをまめに書いていたので、それがわたしの’’方向性を考える時間’’になっていたのかもしれません。これは自分にもっとブログを書くようリマインダー...笑


周りの友達もインターンシップを見つけ始め、わたしもそろそろ始めないと卒業までに終わらない...
そう思ってネットで見つけた建築インターンシップにいくつか応募してみました。

ちなみにうちの大学では、
- 卒業までに500時間のインターンシップを終わらせていることが必要
- うち250時間は免許を持った建築家の下でなければならない
- インターンシップはNCRB (National Council of Architectural Registration Boards) に正式に数えられないといけない(=基本的に給料の出るインターンシップでないといけない)

数日後、うち1件から面接の返事が。
びっくりして確認すると、美しいヴィクトリア調のお家の中にオフィスがあるよう。
ヴィクトリアンハウスが大好きな私からすると夢のようなインターンシップ。
こんな調子よく上手くいくものか?

しかしその後たまたま出会った友達にその話をすると、
「あぁ、わたしもそこ面接受けたよ。受からなかったけど。給料出ないんだよね。」
と、いうこと...

なんだ、給料出ないんだったら500時間に含まれないかもしれないのか...
残念に思いながらも、半分やけで面接へ。

面接は無事に受かり初のミーティングに行くものの、そこは建築事務所でないことが判明。貧しい地域の人々を助けるNPO法人。
仕事内容は面白そうなんだけど、監督は免許を持っていない、名ばかりの’’建築家’’。

給料も出ない上にインターンシップ時間数も稼げない。じゃあもうただのボランティア!
履歴書には書くことが増えるかもしれないけれど、うーん、どうなんだろう、ここ...と思っていると、私と同じ年ぐらいの男の子が1人、部屋に入ってきました。

「あ、この子もこのインターンシップのチームの子なのよ」
と、紹介されよく見ると....

何と、4年程前サンディエゴのコミュニティカレッジで一緒だったクラスメイト!!!
一緒にグループプロジェクトやったこともあるぐらいで、けっこう仲良くしていた友達。
まさかロサンゼルスのこんなところでばったり会うとは思ってもいなかったのでびっくり。

話によると、彼はコミカレを終えた後 あの名門UC Berkeleyに編入したものの、いきなり3年生になり、編入生として周囲に追いつくのが大変だったとか。
コミカレでは3.8あった彼のGPAはいきなり2.1に下がり、一体このまま卒業できるのかと雲行きが一気に怪しくなったという。
何が何だか分からないまま、何とか卒業したものの、仕事どころかインターンシップも見つからない。Bay Areaは家賃が恐ろしく高いので、3か月前にLAに引っ越してきたということ。

名門を卒業したものの、知り合いもいないLAで一からスタート、仕事探し...
しかもBerkeleyの建築学部はProfessional Degreeでないので、建築家の免許も取れない。
彼はInternational Studentなので、OPT制度を活用して卒業後も合法で滞在しているのですが、それも仕事が見つからないと3か月で切れてしまうので、それを維持するためにこの給料なしのインターンシップに行き着いたということ。
ここ正直どうなの?と聞くと、彼もここで働いて1か月、だんだん自分が何をしているのかわからなくなり業務に対するモチベーションが下がってきた...と教えてくれました。

そりゃそうです、高いお金払ってやっとの思いで卒業したのに、給料なしってのは現金なアメリカではあまりにも残酷。


次の日慕っている教授にどうすべきか聞いてみました。
もし何か自分のためになることがあるのならやったらいいけれど、基本的に給料なしのインターンシップはおすすめしない。特に、LAの渋滞の中1時間運転してオフィスにたどり着かないといけないなら。ということでした。

自分のためになるのか、時間の無駄になるのか...
難しいところで、まだ答えが出せていません。

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