美しいカトリックの教会。
ここから徒歩5分程のところにあったイタリアンカフェ、Osteria。
ものすごくモダンで可愛くてスタイリッシュ、もう恋に落ちてしまいました。笑
お昼過ぎだったので紅茶を注文しただけでしたが、コーヒーフレッシュの代わりにわざわざ温めた陶器に入れたミルクを持って来てくれる、そんなお店です。
厨房が結構本格的で料理もかなり凝ってるようでした。また戻りたい!
翌日はCerro de la Campanaという山へ。
ハイキングする気満々でしたが、車道があったので結局運転。笑
しかし舗装がしっかりされてなくて、道中穴だらけでした。
頂上からはHermosillo市内が見渡せます。
頂上に真っ黒なドレスを来て顔にがいこつのペイントを施した女の子と、その周りにカメラマン達が。
どうやら自主制作の映画の撮影をしているよう。
しばらくすると、監督のアニーという女の子がわたしたちのところにやってきて、「映画に出演してくれない?」とまさかのオファー笑
同い年くらいの女の子で、Hermosilloで困ったことがあったら連絡してね、と言ってくれた本当に人の良さそうな美人さんでした。
友達がギターの引き語りをして、わたしがそれを聴くという簡単な撮影でしたが、その後周りにいた中学生くらいの野次馬してた女の子たちが、わたしと写真を撮ってほしいと列をなすのでびっくりでしたw
どうやら本物の女優さんとでも思われたみたい。
たしかにHermosillo滞在中は一度もアジア系の人を見かけなかった。そりゃ物珍しいよね。
そういえばこちらではフューシャピンクや赤のリップが流行っているみたいで、女の子はみんな明るい色の口紅をつけていました。
中学生くらいの子達までもが、白いシャツ+チェックのミニスカートの学生服に鮮やかな唇という出で立ちで、何だか危うげで悩ましい。変なおじさんに誘拐されるよ?!と心配になってしまいました(笑)
アニーがここから車で南へ1時間半のSan Carlosは砂漠と海のコンビネーションがすごく美しいよ!!と絶賛するので、せっかくやし行ってみることに。
到着した頃には陽も落ち、海はよく見えませんでしたが、とりあえず思いっきりオーシャンビューのホテルにチェックイン。
物価差のお陰で贅沢してます笑
それから地元で人気という 、GuaymasのクラブVlueへ踊りに行きました。
Bandaというジャンルの音楽なのですが、これが生のフルピースのバンドですごかった!
ヒップホップ/R&Bが低音ガンガンでかかっているスケッチーなアメリカのクラブとは違い、陽気なバンダにのって本当に良い時間を過ごしました。
ホテルに戻って熟睡、目覚めるとベランダから見えるのは光り輝く海。
一瞬天国に来てしまったのかと思った。笑
プールで泳ぐには少し寒かったけれど、せっかくなので無理して入りました。w
その後準備を整えて、ホテルをチェックアウトする前にもう一度景色を眺めていたら、友達が
Dolphin!!
と叫ぶので見ると...
まさかのイルカの群れが、海を泳いでいました。
しばらくすると深くにもぐってしまい、見えなくなりましたが...
帰り道にもう一度Hermosilloを通り、お腹が空いたので肉屋さんに立ち寄って、その場で焼いてもらいました。
もう本当にどこへ行っても心の暖かいclassyな人ばかりで、本当にエルモシーヨが大好きになりました。
街はやっぱり貧しくて、道路もボコボコでホテルではお湯も出なくて、でも人々はサンディエゴの人よりずっと親切で、幸せそうできらきらしている。
彼らの笑顔が心に染みて、なんだか物質的にはずっと豊かなはずのサンディエゴでぎすぎすして生きている自分達が、急に恥ずかしくなりました。
心の豊かさは彼らの方が随分と勝っているように感じました。
メキシコは本当に魅力的な国。知れば知るほど、ますます恋に落ちてしまいそうです。♥️
肉屋さんからは、サンディエゴを目指して帰りのドライブ。
行きとは違うルートで、Yumaの国境を目指して、ひたすらメキシコハイウェイを進む。。
初めてのメキシコ内での運転デビュー(笑)
何が怖いって、こっちの車線と反対車線、二車線しかない。
しかも間にブロックとか隔てるものが何もない。
つまり普通の田舎の下道みたいな感じ。笑
こんなところで100mi/h (約160km/h)で走ってるものだから、対向車とすれ違うたび風で車が揺れるような。。。
暗くなってくると、反対車線の車が自分に向かって衝突してくるように見えたりして思わず避けようと道路の脇にはみ出たりして、友達に「Where you goin' girl!!」とキレられたのもご愛嬌。。w
もちろん追い越し車線もないので、追い越したい時は対向車線に出るしかありません。。
一度友達が運転してる時に、対向車が追い越しの最中でこちらの車線を走ってきて、思いっきり正面衝突しそうになりました。
ちょうどタコスをほおばっている時に。。。
友達が間一髪で避けたから助かったものの、友達の"We could have ended our lives here.(死んでもおかしくなかった)"という言葉に本当にぞっとした。
Yumaの国境ではおなじみの行列が出来ていて、ざっと見て3時間待ち、下手したらそれ以上。
友達が「こんなん待ってられるか」と、Ready Laneに移り 他の車をスイスイ抜いて行く(笑)
ゲートに辿り着くまで、友達はどうにか通してもらおうと、一生懸命Ready Laneに来た言い訳を考えてたんですが、あと2台でゲート通過ってところで、隣の通常レーンとを隔てるブロックに謎の途切れが。
しかも運良く通常レーンの車がなぜか停車して、間一髪で友達が通常レーンへ割り込み。
そう、3時間待ちの行列をあっさりcut inしたのでした。
真似しないでください。笑
しかしゲートにいた女の人が友達の態度が気に食わなかったみたいで、やたら質問するわ、しまいには助手席に回ってわたしに質問しに来るわ...
結局わたしたちが車に持っていたのはウォッカのボトル1本とタバコ1パックだけだったのに、inspectionへ送られる。
車の中を調べられるのを30分ほど待って、やっとYumaのボーダーを超えられたのでした。
inspectionのオフィスにいた女性とその子供に友達がスペイン語で愚痴をこぼしていたら、その女性も毎日仕事に来るために国境を渡っているのに、メキシカンというだけの理由で止められる、と。アリゾナ州はカリフォルニアに比べ、メキシカンの入国にかなり規制をかけているということ。
それにしても、砂漠で見る夕焼けは格別でした。
赤、黄色、水色、緑、青、ピンク....
あんなに美しい空、今まで人生で見たことなくて、今目を閉じたらあの風景が浮かんでくるよう。
陽が落ちてからは真っ暗な中で見る星空も格別で、星てこんなに沢山あったんや...と驚愕。
Milky way(天の川)もしっかり見えました。
22年間生きてきて、こんな経験をしたのは初めて。
この旅の感動は一生忘れないだろうな。。
とにかく価値観がガラリと変わってしまうような、良い意味で衝撃的な旅でした。
今回の旅で、旅行の考え方も変わりました。
わたしも旅好きではありますが、旅スタイルとしては事前にしっかり荷物の準備をし、ガイドブックを読み、行きたいところ・やりたいことをリストアップし、そのリストをチェックしていくような感じ。折角来たんやから、全部経験したいという気持ちが大きい。
でも今回これまた旅慣れている友達に学んだことは、行き当たりばったりを楽しむ、ということ。ただただ自分の住んでいるところから離れて、つまりは現実から離れるだけで立派なバケーションなんだ、と気付かされました。そもそも有名な観光地ではないHermosilloでノープランでやって来て、一見やることを探す方が難しいかと思われたけれど、行く先々で出会う現地の人に沢山良い情報を貰って、結局はパーフェクトな旅になったなと。それから、Hermosilloの人々と一期一会の出会いを経験することで、やっぱり旅(、ひいては人生)の一番の醍醐味は、人と出会いコミュニケーションを計ることだと思わされました。人と交流することが大好きな友達を見て、最近痛いほどシャイ(笑)であるわたしも 本当は人とのコネクションを求めているのかも、と気付かされました。
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