本当にぎりぎりまでメキシコのどこに行くか決めていなかったのですが、メキシカンアメリカンの友達が子供の頃La Sonora Santanera というバンドを聴いていたという何ともランダムな理由で、二人でソノラ州に決定。笑
でもフライトはどこもぎりぎりすぎて高いし、運転できる距離でバハ・カリフォルニア(ティファナやエンセナーダ、ロサリート)以外のメキシコを体験することができ、結局のところすごくいい決断だったと思います。
ちなみに現在のペソの時価は1ドル=16.5前後。
ペソとドルとではドルの方が強いので、両替はメキシコ内エルモシーヨの両替所で(アメリカ国内でするより得)。
(ペソ)×6、もしくは(ペソ)÷16で大体ドルでいくらか割り出せます。
サンディエゴから友達の運転で午後に出発、フリーウェイ8でひたすらアリゾナに進み、最初のストップはYuma。
初めてのアリゾナで、南カリフォルニア初のIn' n' Outを食べる。笑
そこからわたしがTucsonまで運転。正直初めての長距離運転でドキドキでしたが、なんとか辿り着きました。
もう結構時間も遅かったので、そこでモーテルに宿泊。
砂漠での運転がラスベガスに行った時の景色と重なり、アメリカって他の州もこんな感じに、途方も無く広い土地に都市(人が住んでいるところ)がぱらぱらとちりばめられているだけなのかな、と思いました。
なんせ気がおかしくなりそうなほど、ひたすら続く大地。
どこにでも大概人が住んでいる日本とは、大違い。
案外アメリカの都市部分だけぎゅっと集めてみたら、日本と変わらない大きさだったりして...なんて思ってました。
Tucsonまで来たら、国境はもう間近。翌日国境を渡りました。
相変わらず、入国審査などなにもなしですんなり入れる。
友達が、「メキシコには違法の物でも何でも、どうぞご自由に持って入ってくださいって感じよな」ってボソッと言ってましたw
しばらく運転すると、ぱらぱらと住居が見えはじめる。ボロ小屋というかバラックと言ったら悪いけれど、本当に人が住むには劣悪な環境。ここはもう違う政府下なんだ、と改めて実感。
メキシコのハイウェイの仕組みはアメリカと同じで ただひたすら真っ直ぐな道がのびているんですが、最近隣に反対車線が建て増しされたようで、今まで反対車線として使われていた道がこちらの車線になっていて、でも道のサインがそのままなのでまるで逆走しているかのような変な感覚。かなり運転者を混乱させること請け合いな危険なメキシコハイウェイ。笑
その後はエルモシーヨに着くまで数時間ずっと砂漠でのドライブでした。
これがすんなり行くわけもなく、途中警察に追いかけられるという事件が発生...
と言ってもアメリカのようなサイレンが無いのか、クラクションのような軽いビープ音を何度も鳴らされながら後をつけられただけで、気付かず恐らく10分ほどそのまま放置してたw
のですがついに横並びに車を付けられて、窓越しに止まれと指示が。
まぁ悪名高きメキシコの警察、一体何をされるのかと緊張が走る。。
停車して出て来たのは二人の警官。二人とも、体の半分くらいの大きな銃をかついで近づいてくる...
運転席の友達がIDを要求される。友達の免許証を確認して、警官は"Sorry."とスペイン語訛りの英語で言って去って行った。
何だったんだ。。
カリフォルニアナンバーの車やったからなんやろうけど、それにしても変な緊張感を与えられた。
冷静というかむしろ止められたことにイラついていたように見えた友達も、警官が去るなり「いや、あの銃見た時はどうしようかと思った」とビビりまくりで爆笑w
夕方ついに到着、こっからはスペイン語が母国語の友達にコミュニケーション任せきり。
もちろん変わり者のわたしたちが宿泊したのは、完全に観光客向けではなく地元の人が利用するような宿。とりあえず入ったこのホテルはこんな感じ...
ベッドとバスルームがあるだけの、刑務所みたいな殺伐とした部屋。笑 しかもマットレスが汚い。もちろんWifiはなし。一晩280ペソ(16.80ドル/2015年11月現在)。
なんかね、ここまで文明と隔離されると妙な不安感に押しつぶされそうになりましたよ、正直。これも経験やとポジティブに思う一方で、一刻も早く出たかったのも事実。笑
ちなみにこんな思いをしたのはこの晩だけで、次の日はまともなホテルのスイートに泊まるという文字通り極端な経験。w
というのも、普通の部屋を借りるはずだったのですが、ふと壁を見るとSuite c/ Jacuzziの文字が...
1,250ペソを頭の中でざっくりドルに換算、スイートで75ドルなんて全然悪くないな...
なんて思って友達の方を振り返ると、同じく壁を見ていた友達の顔にも同じことを考えているのが見てとれて(笑)、二人でスイートに即決。だってこんな経験、物価の安い国でしかできないから。受付のおばさんに、「この外国人め...」って感じの怖い目線を一瞬送られましたが。笑
これがまた何ともあほらしい部屋で、豪華というよりは日本の三ツ星ホテルくらいの感じなんですけどとりあえず広い。玄関があって、ベッドルーム、隣もまたベッドルーム、バスルームも二つ、奥にはジャグジーといった感じで、二人しかいないのにキングサイズのベッドが3つあるという変な状況。笑
でも作りがなんかおかしくて、迷路みたいに何度も部屋の中で軽く迷いました。笑
La Siestaというところなのですが、レストランやバーも併設されていて、値段も手頃ですごくお勧めです。
地元の人に友達がお勧めを尋ねて行き着いたところなので、間違いないです。
観光については、Pt. IIに続く...
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