世界一周食の旅47:イラク on Thanksgiving

 私が働いているここサンディエゴの東部、El Cajonはカルデア人 (Chaldean)という人々が多い。確か世界でカルデア人が多い都市第二位というくらいである。私の職場も半分がイラク出身のカルデア人で、顧客もカルデア人が多い。

どんな人たちかというと、古代メソポタミアの人々だそう。イスラム教国家であるイラクの宗教マイノリティで、キリスト教を信仰し、アラム語を話す。

彼らはとにかくうるさくてよく喋る。話し出したら止まらないくらいで、大きな声に圧倒される。また、お金がないにも関わらず、見栄を張るのが重要らしく、ブランド物や高級車をたくさん持っている。食べ物などをたくさん買ってきて、気前良く振る舞う。残り物は全部捨てる。皆なぜかトランプ支持者。日本人からしたら悪魔のような人々である。

そんな彼らを交えたメンバーで、Thanksgivingのポットラックを職場でやった。

カルデア人の一人の女性は、料理がとても得意で、ケーキや焼き菓子を空き時間に作って販売しているくらい。よく誰かの誕生日なんかにはホールケーキを焼いて持ってきてくれる。そんな彼女がパンプキンのライス詰めを作ってきてくれた。




右はドルマという料理で、カルデア人の男性が作ってきてくれた。大きな鍋に入っていたものを、皿を上に載せて、鍋ごとひっくり返す。この作業はイベントのようにみんなの前でやるんだとか。
どうやって作るのかと聞くと、7種のスパイスミックスというものとドルマのスパイスミックスを両方合わせて、ニンニクをたっぷり。ザクロのシロップとレモンを入れて、中を繰り出した野菜の中に米とひき肉を詰めたものや肉の塊と一緒に煮る。
他に写真に写っているのは、真ん中がメキシコのタマレ(コーンではなく、ぶどうの葉で巻いたもの)で、
メキシコのというのは冗談でなく、毎朝国境を越えて通勤してくるメキシコ人がメキシコから買ってきてくれたものである。
その右がThanksgiving定番のグリーンビーンキャセロール、その更に右が私の餃子。
インターナショナルな楽しいランチでした。

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