2024

 明けましておめでとうございます。

海外暮らしが長くなると、クリスマスの方が重要な日なので、新年を祝う感覚が薄れてきて、大晦日に大掃除をしたり新年の目標を立てたりということも最近ではしなくなりました。

特に家族や特別な人など一緒に祝う人がいないと、祝日も普通の日と変わらないなぁ...


去年2023年は9月末までポルトガルにいたのち、大学院を卒業、アメリカのサンディエゴへ戻ってきました。友人に建築事務所での仕事を紹介してもらい、それがたまたま昔部屋を借りていた家の近所だったので、当時の大家さんに連絡してみると部屋を貸してくれることに。ありがたいことに車なしでも通勤できる環境が引越し前から整ったので、何もかもスムーズに行きました。

元々アメリカでの永住権をキープするために、2年間の大学院修了とともにヨーロッパから戻ってくる計画ではいたのですが、ヨーロッパでの暮らしが思いのほか良かったため、アメリカに戻ることを考える度憂鬱になっていました。

3ヶ月程度経った今、ヨーロッパに同棲までしていた彼氏を置いてきたことや、アメリカ生活に対する不満などもすぐに出てきて、すぐにでもヨーロッパに戻りたいと思うようになりました。

ヨーロッパで暮らしてみて初めて、アメリカでの暮らしは自分には合っていなかったのではないかと疑問に思い始めたところ。アメリカで暮らして10年、こんな風に思うなんて正直予想外でした。今まではアメリカ生活の土台作りに必死で、実際にそれが自分に合っているのかしっかり見られていなかったのかなという気がしてきました。

周囲には、アメリカで将来的に住むことが考えられないなら、なぜ永住権を諦めてヨーロッパに行かないの?と言われるのですが、それは多分ここまでアメリカで10年間築き上げてきたものが大きくて、それを簡単に諦められないからだと思います。ずっと努力に努力を重ねて、アメリカでの将来の生活の基盤が整うように生きてきた20代。これから一アメリカ市民として生活する上で、充分に環境が整っている30歳の今。

この土台作りをもう一度ゼロからヨーロッパでやるのかと思うと、30歳の今、本当にできる気力があるのか自信がない。

あとは何かあった時のために将来的な選択肢が欲しいという理由もある。こればかりは色々と保証のかけようのない人生にそれでも保証をかけたいという、元々の石橋を叩いて渡るタイプの性格...

結果的に自分の気持ちとしては、アメリカでの市民権を取得したいのだと思います。ただあと5年滞在しなければならないというのがどうしてもネックになって、将来結婚して子供も欲しいと思っている分には、すでに30歳である私にとってこの5年の大きいことやら...

遠距離恋愛というのもあり、本当に5年も持つのか、いや持ちたいのかという疑問が自分の中にありました。

しかし今日改めて恋人とも話し、明日からヨーロッパに戻るとなった所で、私の人生の中に何か違和感を持ったまま生きていくことになりそうだなと思ったのです。

よく考えたら、私のアメリカン・ドリームはまだ終わっていない。建築士の免許はまだ取れていないし、他にとっておきたい資格も色々ある。それが将来の行き着く国で必要になるかは分からないけれど、アメリカでどうせ5年間の時間があるなら、ボーっと時間が過ぎるのを待つより、そういった目標を持って進んで行きたい。

市民権が取れたらそこから、結婚やどの国に将来定住するのかといったことを色々考えていけばいいかなと、結論的には思えました。こうやって書いているうちに。笑

やはり時々自分自身を見直して、文章にすることで気持ちの整理がつくので、こうやって時々このブログに戻ってきて書き続けていきたいと思います。

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