私の通っていた大学(Cal Poly PomonaというCSUの一環である大学)は、Polytechnic Schoolというだけあり、在学中に実際に仕事で役立つスキルを身につけて 、卒業したらすぐに雇ってもらえる人材をつくるのが主な目的の大学。授業料が安く、ビーチから少し離れた内陸の街にある大学なので、基本的に貧困層やminority(有色人種)の生徒が、白人より圧倒的に多い。その様な背景からも、大学卒業後はすぐに就職、基本的に変わったことはせず、堅実な人生を送りたいという人が多い。
*ちなみにこの辺りにはPomonaを含めて良い建築の大学がいくつもあるけれど(UCLA, USC, Sci Arcなど)、大学の校風によって建築へのアプローチも変わってくるのが面白いところ。Pomonaがデザインの基礎に構造やマテリアルなどを含めているのに対して、例えばリッチな生徒が多い(笑)USCは美術的なアプローチを取っている。
そんなPomonaの環境で五年制のプログラムに参加する中、当然私も安定志向になり出し、卒業したら自分も建築事務所に勤めて、ぼちぼち結婚して家族を持つのだろうと漠然と思い始めていた。
特にバリバリのキャリアウーマンになりたいという夢も無く、それより家族を持ちたいという思いが年々強くなっていく中、大学院に合格し、自分の進む道が、自分のやりたいことと違うのではないかという戸惑いもあった。
でもヨーロッパ行きの準備をする中、最近になって突然、自分は結婚しないのかもしれないなと(少なくともすぐには)、悟った。そしてなぜか、それはそれでいいんだと思う様になった。
何が起こるか分からない人生、結局は流れに身を任せるしかないですね。(笑)
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