何と言うことでしょう。
ヨーロッパの大学院のプログラムにまさかの合格しました!
Erasmus Mundus エラスムス・ムンドゥスというEUが主催しているいわゆるモビリティプログラムの一環なのですが、このエラスムス、色々なジャンルの専攻があります。一つのプログラムにつき、EU内の国の大学で参加校が複数あり、一学期ごとに違う国に行くというシステム。一年につき、一人3プログラムまで応募できます。
決められた期間内に応募すると、奨学金にも自動的に応募できます。その奨学金がもらえれば、学費だけでなく生活費なども全てカバーされるので、無料で2年間ヨーロッパを旅できる・大学院に行けてしまう、すごいシステム。
倍率は高めだと思っていたのですが、応募して損するわけでもないかと思い、とりあえず応募。意外と3プログラムとも合格通知が来ました。ただ、合格しただけで、プログラム費用が自己負担なら行かないでおこうと予め思っていました(ヨーロッパの大学院にしては学費が高いプログラムなので)。しかし結局奨学金にも合格し、これはもう行くしかないと腹を括りました(笑)。
私が行くことになったのは、ARCHMATという考古学のプログラム。大学で建築を勉強し、建築保護に携わりたいと思っていたので、このプログラムにしました。ポルトガル、ギリシャ、イタリアに住むことになります。
そもそも30歳になるまでにヨーロッパに2年程度滞在して旅をして、建築を見て回りたいというプランを20歳ぐらいの時に思い描いていました。大学卒業を機にワーホリも考えていたのですが、このプログラムのいろいろな国に移住するという特徴がちょうどいいと思ったので、応募しました。
問題は、ヨーロッパに2年間移住することでアメリカの永住権を失う可能性があったこと。これは色々と問題がありここには書ききれない程ですが(笑)、結局Reentry Permit (再入国許可証)の申請をして、今受理されるのを待っているところです。この機になって、アメリカの市民権に応募しなかったことを本当に後悔しました。ただ日本が二重国籍を認めていないので、どうしようもないことなのですが...
無償でアメリカの大学に行けたのも、ヨーロッパで大学院に行けるのも、努力も少しはあったけれど、それ以上に運の良さだけで勝ち取って来たような気が。(笑)ただこの運がもたらしたチャンスを、人生の糧にするかは自分次第。
ヨーロッパ、楽しみです。
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