よく日本の親戚や友達に、「アメリカ国籍(市民権)取ったんだよね?」と聞かれるのですが、私が保持しているのは永住権(グリーンカード)なんですよね。
日本は二重国籍を許可していないので、他の国の国籍を取得した時点で、日本国籍は自然消失となります。なので、アメリカ国籍を取りたいかは複雑なところ...
早いもので、永住権取得からもう2年半。あと2年半で市民権の申請ができるということで、条件や手続きがどんな感じか気になって調べてみました。
申請の条件
1、永住権を5年保持していること。期間満了の3ヶ月前から申請できる(4年9ヶ月)
2、過去5年間のうち半分(30ヶ月)は米国に滞在していた
3、6ヶ月以上継続してアメリカを離れていたことがない(不在だった場合、2つの書類申請をしていたことが必要:Re-entry Permitはグリーンカード保持のため、Preserve Residenceは米国市民になる権利を保持するため)
ステップ(計6ヶ月程度、手続き680ドル)
1、申請書(N-400)を送る
2、指紋採取(6週間後)
3、面接とアメリカの政治や歴史に関するテスト(筆記または口頭)(3、4ヶ月後)
4、宣誓式(1、2ヶ月後)
半年でできるということで、思ったよりスピーディ。笑
申請条件の3を書いていたところで、市民権申請の時期を待っている友達の姉のことを思い出しました。
彼女はアメリカでグリーンカード取得後、メキシコに引っ越したんですが、条件を満たすため6ヶ月ごとにアメリカに数日間戻っています。でもよく考えたら、アメリカで過ごしたトータル期間の合計はゼロに近い(なんせ完全にメキシコに住んでるんで...)
過去5年間のうち半分は米国に滞在しないといけないという条件を満たしていないんじゃないか?と思って聞いてみると、
「まずティファナに戻って、そっから国境を渡ってサンディエゴへ。国境では”昨日ティファナに来ました”って言う。サンディエゴからティファナに渡るときは記録が残らないから、(実際にはメキシコに6ヶ月滞在滞在していたけど)1日滞在してたことにする」らしい。
なるほど、そんなシステムの落とし穴があったんですねw これはメキシコに滞在している場合だけに限られますが...
またティファナに車で行く時は現在は未だに記録が残りませんが、2016年から歩いて渡るときは身分証明書をチェックされるようになったので、これから更に強化されるかもしれません。
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